あをぎりの小さなおはなし

つれづれなるままにその日暮らし…

〔お薦め小説〕封神演義

実は小説が面白い?封神演義

 巷では、昔の漫画が再アニメ化され「覇穹 封神演義」として放映中の「封神演義」ですが、こちらの原作小説って読んだ方はいるでしょうか?

 

封神演義」って?

 中国における、三大怪奇小説は一般に水滸伝」「三国志演義」「西遊記とも言われています。

 中国大陸は、紙を発明した偉大な文化を生んだ大陸ではありますが、国が勃興(革命)する度に、過去の王国書物は、新王によって焚書され、新しい王の都合のいい歴史に書き換えられてきました。

 「勝てば官軍負ければ賊軍」

 中国戦国時代は、その様な時代だったのです。

 「水滸伝」や「三国志演義」はちゃうんじゃない?と、思う人もいるかもしれませんが、孔明が起こした奇跡の数々や、ヒロイックなストーリー部分は、都合よく後から追加されたものが殆どなのです。そして原書も失われた現在では、史実を知りたい古代史研究家の頭を悩ませる種になっています。

 その中でも「封神演義」は、仙人はもとより、妖怪、神獣、中国神話として世界を創った三聖まで登場し、宝貝(パオペエ)という兵器で、殷周革命を軍師「太公望」が行うと言う、まさに怪奇小説になります。なんで三大に入ってないかは、上巻読むと前書きで「中国史書史」的な部分があり分かります。

 

あくまでも小説

 「封神演義」は、そういった側面があり、主に講談として中国世間に広まっていきました。話としては、古い殷周革命だし、ましてや内容が内容だったので、民衆の一般娯楽(講談)として広まっていったのです。

 そのため、焚書などされることなく現代にも伝わっているのですが、中国古代ファンタジー小説ならではの面白さがあり、単なる荒唐無稽な小説ではなく、古代中国神話や、「太公望」の逸話、そして現在の中国の神道儒教概念に通じる部分もあり、小説だとしても非常に面白いものになっています。

 でも…(´・ω・`)太公望って本当はジジイなんだよねw

 

アニメもいいけど原作もね♪ なあらすじ(ネタバレはしない主義)

主人公である太公望は、仙人修行をしていたのだが、ある時、師匠から下界におりて「周を助け、殷を討ちなさい」との師命をうける。そこに、妖怪である妲己が絡み、本来は同じ殷を滅ぼすという目的であるにも関わらず敵対し、そこに仙人および宝貝を含めた、超人が参加してそれぞれの思惑に沿った戦いを繰り広げるファンタジー活劇。

 元が講談形式であったので、全部で百話から構成され、中国人の歴史感・神話感がよみとれる「封神演義」。(紹介書籍は上中下3巻構成)

 あをぎりは、漫画版も全巻読みましたが、内容としては全く違うもので、

 アニメもいいけど原作を読むと一味違った面白い見方も出来ると思います。

 全1300ページ以上、登場人物400人を超える、原作「封神演義」。読み飽きる事はまったくありませんでした。

 活字好きな貴方(・∀・)機会があれば読んでみてくださいね。

 

 

いつもありがとうですののよの《クマ・コメ返信エリア》

 id:makisutobu-222 さん。ブクマありがとうございました。

 id:mamegoro さん

 そうなんですよね(´・ω・`)毎回休載長すぎ、次回未定。新しいのが出るたびに、GI編あたりから読み返してます^^;

 id:mashley_slt さん

 Σ(・ω・ノ)ノ!本棚予約完備ですか。現状の暗黒大陸編、ゴンちゃんいなくて寂しいですが、ジンの活躍が楽しみですよね。"o( ̄▽ ̄ )oこれからどうなる事やら。

 id:shuck さん

 ブクマ・読者登録ありがとうございました。(*- -)(*_ _) idコールにて失礼しますが、貴氏のブログページ「読者登録」機能がプロフィール部分を含め、正常に機能していない所がある模様です。ここ数日、はてな機能がいじられていて表示は遅いわ、異常はでるわ、でしたのでその影響かもしれません。連絡手段が無く「ぽちっとな」が、出来なかったので失礼ながら、こちらで連絡記載させて頂きました(*- -)(*_ _)ご了承下さい。 

封神演義(上) (講談社文庫)

封神演義(上) (講談社文庫)

 
封神演義(中) (講談社文庫)

封神演義(中) (講談社文庫)

 
封神演義(下) (講談社文庫)

封神演義(下) (講談社文庫)

 


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