あをぎりの小さなおはなし

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高畑勲監督逝去「火垂るの墓」追悼放送な今日の雑記

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 こんにちは(´・ω・`)。高畑勲監督が5日、肺がんのため逝去されました。これを受けて日テレでは、4月13日の「金曜ロードショー」での放送を差し替え、「火垂るの墓」を追悼放送するそうです。

  

 雑記なのでお忙しい方は、例によってナナメかすっとばでどーぞー♪

 

高畑勲監督の作品性

 とかくジブリでは宮崎監督に日の目をもってかれて、あまり目立たない監督でしたが、日本のアニメを「文化」まで引き上げた功労者は高畑監督の様な気がします。

高畑勲監督がほかのアニメーション監督と大きく異なるのは、生活を丹念に描き出すことに異様なほどの情熱を捧げているところです。

(中略)

かぐや姫の物語』では、登場する楽器や牛車にいたるまで、当時使われていたものがどんなものだったのかを徹底的に調べ、作品に落とし込んでいたという。『アルプスの少女ハイジ』におけるチーズや、『火垂るの墓』におけるドロップが、リアルな質感を持って視聴者の記憶に刻まれるのも、高畑勲監督が“生活を描く”ことに並ならぬ信念を抱いていたからではないだろうか。

 ハイジは監督作品ではありませんが、「演出」にあたりスイスへ赴いて現地調査をし、アニメ中のヤギのつけている鈴の音は現地で録音したものを使っていたのは有名な話です。

 小さい頃アニメを見て食べてみたいと思った、あの白パンや、暖炉の火で溶けるおいしそうなチーズ、ヤギ飼いの生活風景や鈴の音は、そういった所から生まれたのでしょう。

 

追悼放送

 火垂るの墓は確かに代表作だとは思いますが、追悼という意味で高畑監督はこの作品の放送を望まるのかな?と思います。

 個人的には追悼で放映するなら常に新しい手法を追い求めた遺作である「かぐや姫の物語」あたりを望まれるのでは?と。悼む気持ちは変わらないのでしょうが、故人の死をTV局が視聴率のために併せて利用しない事を祈るばかりです。

 

《追記》で見つけた逸話 4/8追記

 巡りで追悼ニュース見てたらこんなのもあった(´・ω・`)ので追記

 

 近年はとかくアレな状態のジブリですが、また大きく変わらざるをえないだろうな。と感じると共に、改めて高畑監督のご冥福をお祈りいたしてしまう今日の雑記でした(´・ω・`)(まる)


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