ピーカン天気なるも不幸は見逃してくれなかった(´・ω・`)な今日の雑記
おはようございますです(´・ω・`)。一昨日の台風はさしたる被害もなく切り抜け、昨日はおでかけ予定だったあをぎりです。
雑記なのでお忙しい方は、例によってナナメかすっとばでどーぞー♪
昨日の天気はよかったんだけどね
おとといの台風は、夜半には抜けて、朝は雲は若干残っているものの、台風一過、風もなく天気はピーカンで暑くなりそうな一日だった。
月曜までの予報だと
(゜Д゜) 1週間雨かよ!しかも前日台風
だったんだけど、火曜日の夜半には風雨も去っていたし、昨日も起きてみたら晴れていた(*´д`*)♪らっきー(と、この時までは思っていた)
だから、なんも考えずおでかけて、支障があるとはおもっていなかった。
JR西日本んぅううう
時刻は朝の8時過ぎ、あをぎりはいそいそ駅に行ってみた。…が、
(゜Д゜) あら電車が来る気配がない
※地方ローカル線の無人駅。電光掲示板すらないが、電車の来る5分前にはアラームと「まもなく電車が到着します」のランプが付くのだがそれがなかったのだ。
構内には同じく電車を待つ人がちらほらと数名…。
もう電車がこなければいけない時刻になって、駅内スピーカーから放送が流れた。
J西「昨日の台風の影響により、○○線は始発より運転を見合わせております。お客様には…(略)…9時の再開を予定しております」
(゜Д゜) はい?
他にも数人が事情もわからず待っていた中、ざわつく駅構内。ついでにあをぎりは、アナウンスから別の事を読み取った。
このローカル線、大雨・大風が来るとよく木が架線に引っかかったりとか、一部冠水とかで遅れが出る事はたびたびあった。だがその場合のアナウンスは
J西「○○駅間の架線事故により」とか「○○駅間の冠水により」
と、具体的にアナウンスる。…が、上のいい方だと。「台風の影響により…始発より運転を」って事は
(▼O▼メ) テメェ架線(路線)の安全チェックすらまだ終わってねぇな!!
である。たしかに平均2時間に1本のローカル線のチェックは後回しかもしれないが、風雨は昨晩早くには収まっている。
時刻も8時をとうに過ぎている!今まで、何をしていたのだ?JR西日本んぅうううう!!
ドウシテコウナッタ(´・ω・`)状態で、9時を待っていると9時ちょいにアナウンス。
J西「本日の台風の影響に…(略)…9時に運転を再開いたしました。最初の列車は9時ン十分の○駅行きが始発となります」
それ!σ(;ω;`)が乗るのと逆方向ぅううううう!!
ローカル線ゆえの悲しさか、利用路線は「単線」である。すれ違い用の駅もある事はあるが、基本折り返し運転…。その時間に行って戻ってきてだと、アポ時間に間に合わない。
これまた1時間に1本程度しか走ってないバスも利用するので、スマホでバスの時刻もチェックする。
9時ン十分の行って来いの折り返しだとAUTO。10時までにすれ違い前提のが逆始発してくんないと間に合わない。(´・ω・`)
しかし…無常にも駅で2時間近くも待った挙句。10時を過ぎても何のアナウンスも流れなかった。
仕方なく、アポ先に電話を掛け、お出かけは明日(今日)に延ばしてもらい、愛するマイチャリ「かっとびあかりちょん号」に乗り、お家に帰ったのでありました。orz
そして今日は雨~♪
既に台風8号も発生した今朝のにぅす。そして今日の天気はしっかりと雨(*´д`*)。
雨男(モトからそうじゃないけど)というよりは…やっぱ異常気象よね(´・ω・`)
天気情報なぅ。↓
昨日は晴れてたのに、週末土日までしっかり雨かよ!今日は定刻でうごけよ(▼O▼メ) そんな思いの中、今からおでかけの今日の雑記でした(´・ω・`)まる。
【ねこばなし】いつか変わりたい自分
※注:このお話。残虐ではありませんが、類する表現が一部出てきます。苦手な方はスルーして下さい(あをぎり)
六月も終盤になると梅雨明けが待ち遠しい頃合いだが、空は曇り、今にも雨が降り出しそうな天気は相変わらず多い。
今朝も道行く人は傘を持って朝の通勤通学に時間を惜しんで、駅前の大通りを歩いている。
時間は朝の8時を過ぎようとしていた。
かく言う自分も高校に通ういつもの道を足早に歩いていた一人だったのだが、今日はいつもの風景にちょっとした異変が起こっていた。
ふと見ると、通学路途中の交差点に人だかりが出来ている。
交通事故の様ではなかったが、交差点を取り囲む様な人だかり。
妙なざわめきは事故とは違う何か、異様な雰囲気をかもしだしていた。
学校へ行くためにはこの学校側の横断歩道は渡らなければいけない、自分も何ごとかと気になった。
交差点に群がる人ごみをかきわけて横断歩道の前まで行くと、それは見えた。
交差点の真ん中から少し離れた所に小さな塊が落ちていた、よく見るとそれは一匹の仔猫だった。
頭の半分に血がべっとりとついていて、腰から下の足は妙な方向にねじまがっている。
それでもその仔猫は生きていて、頭をあげて必死に鳴き声をあげていた。
行き交う車は、その猫を避ける様に走ってはいたが、いつ轢かれてもおかしくない状況だった。
周囲がざわついていた状況を理解した自分だったが、その仔猫は誰がどう見ても…。
死にかけている様にしか見えなかった。
周りを取り囲む野次馬は、小学生から大人までありとあらゆる人がいる。
車はクラクションを鳴らしながら行きかい、単なる邪魔な障害物に興味はなさそうだった。
かくいう自分も、赤信号を待っている間、眺めていることしか出来ない。
仔猫を避けるため右左折の車が交差点内でぐちゃぐちゃとなりかなりの渋滞が起こっていた。
そんな異様な状況で、向かいの信号が赤に変わった時だった。
歩行者用信号も同時に青に変わった時、一人の女子高生が自分の横をすっと通り抜ける。
彼女は、交差点のほぼ真ん中までまっすぐ歩いていくと仔猫の傍に何の躊躇いなくしゃがみこんだ。
通路をふさがれた車が、交差点の侵入者へ容赦なくクラクションを浴びせる。
だが、彼女はクラクションなどまったく聴こえない様に、通学用のバッグからスポーツタオルを取り出すと二枚に折って膝の上にのせ、そっと仔猫を抱え挙げるとタオルでくるむと胸元に抱きかかえた。
抱きかかえたあと、キッっと空を見上げる。
そこには五、六羽かのカラスが電線に止まり仔猫のいた場所を鳴きながら見下ろしていた。
そのまま何事もなかった様に左肩にバッグをかけ直すと、もう赤信号になっている横断歩道をつかつかとこちらへ戻ってくると、最初にそうだった様に自分の横を通りすぎて人ごみの中へ消えていった。
その一部始終を、辺りの野次馬も交差点の真ん中で止まっている車も、ただただ見つめていた。
あとには、血溜まりの残った道路のみが残り、ポツポツと雨も降り出してきた。
野次馬の一部は、それでも何ごとかとざわついていたが、次第に解散し始め、車の流れもスムーズになる。
我に返った自分も遅刻しない様にと、思い出した様に次の青信号を走って学校へ向かったのだった。
「私が殺した」
自分の問いに、隣のクラスの榊文恵はたった一言そう答えた。
あの時のあの制服は自分の学校のもので、例の場面を見ていた者は少なくなかったらしく、昨日は学校到着直後からちょっとした噂が飛び交っていた。
自分は知らなかったが、隣の組の榊文恵という同級生が、どうやら仔猫を連れ去った本人らしく、昨日は無断欠席をしていたからだ。
噂を聞いた次の日、雨の降る放課後に、部活の練習前に体育館の通路に一人でいた彼女を見つけた時、自分は声をかけてしまったのだ。
「あなたも、あのおばさんたちと一緒ね」
先ほどの言葉に、彼女は続けてそう言った。
「今朝、モノ好きそうなおばさんに聞かれたの?あの仔猫をどうしたのかって?好き勝手言われたわ。病院に連れていかなかったのかとか、手当てをしなかったのかとか」
榊文恵は、自分を見るでなくどこか別の所を見ながら思い出す様に言う。
「それは…そうじゃないのか?」
自分が思わず言ってしまった一言を言うか早いか、榊はキッと自分を睨むと詰め寄ってきた。
「あなたは何かしたの?してやれたの?耳が半分ちぎれかけて片目もつぶれて、両足ひき潰されたあの子に?病院も開いていないあの時間、あの子が助かると思った?そんなにカラスの餌にしたかった?見世物にしたかった?あなたは周りで観ていた大人たちと一緒じゃない。結局何もしていない…」
彼女は震える両手で自分の胸ぐらをつかむと言い放った。
何も反論する事の出来ない数秒が過ぎると、彼女はぽつりと言った。
「何様気取り?」
「…私をなじっていいのは、あの場で私を張り倒してでもあの子を奪い取って救おうとした人間だけだ!」
榊は自分の服をつかんだままうつむいていた。服をつかんだ手はまだかすかに震えていた。
とても長い時間に思えた数秒だったが、榊はつかんでいた服から手を離すと、自分へは一瞥もくれず振り向き去っていった。
「私、部活があるから…これ以上話す事はないわ。じゃあねヘタレ王子くん」
折りしもその時流行語だった王子くん。その一言を残して。
苦い塊が胸の中をもやもやしていたが、その時の自分はそれ以上の事をする事は出来なかった。
翌年の春のクラス替えで、自分はなぜか榊文恵クラスメートになる。
クラス替えの初日、そうとは知らず、教室でとりあえずの席をさがしていたときにたまたま見覚えのある人物と顔を合わせた。
彼女の第一声は『あら?ヘタレ王子くん』だった。
ばったり会った時の一言で、他に言い様はなかったのだろうが、苦い思いでが甦った。
彼女は分別をわきまえている様で、その後人前でその名を出すような事はしなかったが。
彼女は分別もさることながら、闊達な女性だった。
バスケ部に所属していて、あまり目立つタイプではなかったが、皆があまりやりたがらない、学級委員だとか行事の役周りなんかは、結局引き受けてしまう。
そして、きちんとこなしてしまう。そんなタイプだった。
同じバスケ部の女子とよく一緒にいて、よくしゃべる。
クラスメートになったあと、榊文恵の存在は自分の中で気になる様になり、それがいつしか自分でも気づかないうちに好意となっていた。
ふと何気なく目が彼女を追ってしまう。
自分としては、彼女の中の汚名を返上したかったが、そんな都合の良い機会などあるはずもなく、取り立てて秀でたところもない自分にそれは無理だった。
そんな視線に気づかれると、あわてて目をそらしてしまうような青い日々を送った。
高校生活も三年生を迎えようかというある日、一大決心をして人生初の告白もしたが見事に玉砕する事になる。
進路の関係から来年、クラスメートになれる保証がなさそうな故の行動でもあった。
その時、初めて彼女はあの時の事を話してくれた。
「佐藤君の事はもう意気地なしとか、ヘタレだとか…そんな事は思ってないよ。だからって訳じゃないけど…」
見事な玉砕後、彼女はあの日にあった本当の事を話してくれた。
彼女は仔猫を抱き上げた時にもう助からないとほぼ分かったそうだ。
何かが許せなかった。悔しかった。それが何のか分からなかった。彼女自身にも。
だから自分が殺したのだと。そう言ったのだと。
「もう少しだよ」
それが、あの仔猫への最後の言葉。
彼女がそう囁いたあと仔猫は、暖かいタオルにくるまれて安心したのか、彼女を見つめて一声鳴いたあと、目をつむると眠る様に息を引き取ったそうだ。
彼女は家に帰り、母親を説き伏せ、傘もささずに庭の隅に埋めてやったそうだ。
「どれだけ雨に濡れても何とも思わなかった。ただ悔しくて、腹立たしくて。一刻も早くこの子を眠らせてあげようって思った」
「何が悔しいかったのか、何が腹立たしかったのか…それは、未だにわかんないんだけどね」
笑うでもなく、寂し気でもなく、何処でもない少し遠くを見て彼女は言った。
「ごめん。…ありがとう」
話を聞いて本当の事が分かった時に、フラれた事などすっかり忘れてこんな言葉が、自分の口をついて出ていた。
「別に佐藤君が謝ったり感謝するような事じゃないよ」
今度は、少し照れくさそうに彼女は言うだけだった。
時は過ぎて学年は三年生となり、予想通りクラスは分かれ、そのまま榊文恵と大きく関わる事はなく自分は高校を卒業した。
彼女とは殆ど言葉を交わすこともなくなり、噂では女子短大に進学したと聞いたくらいだ。
結局、自分としての『ヘタレ王子』は返上する事は出来なかったし、今でも淡い初告白の記憶と共に時々思い返す。
同じ様な事があればどうするだろう?
社会人になり、今ハンドルを握る様になった今、時折みかけてしまう事故で亡くなった動物を見てもそう思う。
幸い今までその様な場面に遭遇した事はないが、もしそういった場面に出くわせば、あの仔にしてやれなかった分、今度は自分が何かしてやりたいと思う。
その時、初めて自分の中の『ヘタレ王子』を返上できるような…そんな気が少しだけしているから。
自分は変わったのだろうか?変わっているのだろうか。
あの時のような曇った空を見上げてみたが、何も応えは返ってはこなかった。