あをぎりの小さなおはなし

つれづれなるままにその日暮らし…

大掃除に見るおかんというものの生態

こんにちは(´・ω・`)あをぎりです。掲題の件、我が家での実態調査報告を行いたいと思います。

結論からいえば

おかんという生物は物を捨てない

という所に尽きるのですが、今年度の調査報告を簡単にまとめました。

1.台所

我々の調査によると、おかんが最も良く出没し、なおかつ物証が多々発見される場所です。

主なものは、スチロールトレー・ペットボトルキャップ・購入物のボール紙・商品についてた輪ゴム・取っ手付きの紙袋、はたまたパンなどについてくるプラスチックのクリップが発見されます。また、なぜかカップラーメン容器や惣菜のプラトレー、場合によっては割り箸までもが洗って保存されている事もあります。

食器棚の上や引き出しからは、引き出物など贈答品のカラトリーや皿セットを死蔵、同じく期限切れのインスタントドリップコーヒーセット、高級缶詰、素麺なども発見される場所として有名です。

接触を果たした研究員の話によると「いつか使うorつもり」「まだ食べられる」「スーパーなどに回収施設がある」との曖昧な供述を得る事が出来ましたが、こういった物証の数々は増える一方で、利用が行われたり、回収施設に持ち込んだという報告はほぼ上がって来ていないのが現状です。

2.冷蔵庫

おかんの支配する、現代の魔法の箱です。おかんの中では「この中に入れると食品の刻(とき)は止まる」という魔法がかかるらしく、世界に存在する「賞味期限」「消費期限」を無効化してしまいます。

本日の調査でも、2日~1週間程度の消費期限切れの食品の他、未開封ブリックパックのオレンジジュース(賞味期限2017/8/24)が発見されました。

また、同じく生物本能として物を溜め込む場所として有用らしく、お弁当に付いていた小さな醤油・ソース・マヨ・ワサビなどがサイドポケット部分から、大量に発見されています。これらについては、いつからあったものか分からず、また過去においても、使用された実績の報告はない品々で、いつどの様に利用するのか学会での調査報告が待たれている所です。

3.冷凍庫

究極の、ある意味禁断のエリアと言える場所です。

今回の調査では消費期限の切れた冷凍食品、近年流行の真空パック鏡餅の他、期間判別のつくものではいくつかの既製「冷凍外」食品も発見されました。

判断のついたもののほとんどは、開封済みのまま残りとして保管されていた物であった事は言うまでもありません。

あとは、物体すら判別不能物品も多数見つかります

いつこのエリアに入りこんだのか分からない冷凍焼けした肉類の他、ゆでたまご?(殻ごと)ビニールに入ったエノキダケ、アスパラ、袋ごとのシラタキなどetc、発掘を進めると深底部には押しつぶされて原型を留めないアイスキャンディーなども発見されました。

袋に日付くらい書けとも思うのですが、おかんにとっては「刻そのものが止まってしまう場所なのでその必要はないと考えている」というのが学会の定説となりつつあります。

余談となりますが、今回の調査で、面白いと思ったのは、シラタキを袋ごと長期冷凍保存するとシラタキ本体は解凍時に保管液に溶けてしまい液体のみになるという事でした。(解凍廃棄時に確認)

4.押入れ

数々の古代遺物が発見される場所です。今回の大物としてはVHSのビデオデッキが発見されました。

粗大ゴミ・燃えないゴミの回収はもう終了してしまった為、どうする事もできない品です。ちなみに我が家リビングにある3段BOXでは、HDDレコーダーに買い替えて以来、一度も出された事のないVHSテープが数年間に渡り3段ともすし詰めになったままです。

HDDレコにはBD/DVDもついており、おかんお気に入りのドラマを全巻まとめて購入した事も何度かあります。1TBのHDDをすぐにパンパンにし、なぜか同じドラマを何度も繰り返して観るからです。

いちいち箱から出すのは面倒だろうと100枚以上入るCDホルダーも購入したのですが、そちらには保管せず箱から出しては観て、ちゃんと仕舞ってから別のを視聴します。箱に書かれている「○話+題名」がないと内容が把握出来ないとの説が濃厚ですが、こちらは他のずぼらさとは反比例する不思議な生態です。

その他、引き出物・贈答品の新品タオル、ここにも紙袋にみっちり詰まった紙袋、紐で縛ったものの廃品回収に出される事のなかった雑誌などが多数。例外品としては、袋に入ったままの客用布団がありましたが、ビニール製の袋とはいえ、前に使用(出した)のはいつの事か調査団には知る術はありません。万一客が来た時に利用可能な物なのかどうか不安視される所です。

話は戻りますが、台所には市区町村から配布されるゴミカレンダーが貼ってあり、なおかつ通常カレンダーにはマメに「燃えないゴミの日」など記載してあるのですが、なぜ捨てないのでしょう?こういった生態に関する調査についても報告が待たれる所です。

5.その他

個人的に最も邪魔だと思われるのが「置き薬」です。

我が家には一時期置き薬の箱が4つ存在していました。他社のが既にあるからと言っても「置いてもらうだけでいいから」の言葉に断りきれなかった。とは、おかん調査団からの報告です。今は24Hのドラッグストアもあり、万が一の救急時に1個あれば十分なのですが彼ら置き薬屋は「商売」で置いています。

一度法事で平日在宅していた日、のこのこ現れた置き薬屋は、おかん相手に雑談のあとしつこく健康食品を薦めてきました。毎日飲んで1ヶ月でン千円もするモノです。やんわり断っても有効成分が他社のモノの数倍入ってるとか、コレで体調が良くなった人が多いとか、断った後でもしつこく薦めてきます。

何年ぶりでしょう?漏れ聞こえの会話聞いててブチ切れました。
「本社にクレーム入れられたくなければ即刻とっととその箱持って帰れ!」と玄関先へ乱入!

商売なのはわかってるが、老人相手にしつこくリフォーム薦める悪徳商法と変わらない。しつこい・うざい・話が長い、実績のために置いておくだけでいいと言ったのは自分達のくせして、不要だと言ってるのに売ろうとする。現代の押し売り商法です。

これにより、1個だけは減らすことに成功しましたが依然3個の箱が存在しており、知らぬ間に継続購入している健康食品は3種類に及んでいます。結構高額です。止めろと言っているのですが、おかん生態として「断れない」特性を生かしなんだかんだ言ってまだ購入していますが、いつかどうにかしないといけない所です。

これまた余談になりますが、薬剤師資格を持ってる友人の話では、

・健康食品は人によっては合うもの、まったく合わないものがあり、どんなに効能CMを謳(うた)ってるものがあろうが関係なく、薬剤師に相談して合いそうなものをまずは少量試してから自分に合ったものを利用する。

・たとえ自分に合ったものが見つかっても、経年利用による効能作用の低下や本人の加齢などによる体質変化により、効果が薄れる場合があるのでそういった時にも薬剤師に相談。

これが一番だそうです。そもそも補助食品である以上、毎日正しい食生活をしていれば必要はないもの。加齢により補助追加したほうがいい栄養素や薬効成分はあるそうですが、それも上記の理由で必要なモノは様々。そういった所から(高いもの)を購入されるのは良くない選び方だと思います。と、やんわりw

モノと中身にもよりますが、健康食品なんて1瓶ン百錠入ってて万単位の金額でも、原価は100円もしないものがあるとかないとか…

6.余談中の余談

近年、ハロウィンやクリスマスに馬鹿騒ぎ、年賀状はメールでアケオメの年を越したら成人式でニュースにもなる一騒動、清楚な古来風習らしさが欠けてきてるなぁと感じます。

お正月もそうですが、新しいに乗っかって「楽しむ」分にはいいですが、馬鹿騒ぎで「他人に迷惑」を掛ける事は控えて欲しいものですね。

「いつか使うかも」「もったいない」を断ち切る!  捨てる技術

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