最新のデジタル技術がアナログに還り行く
こんにちは(´・ω・`)あおぎりです。今更自分がネタにするほどではありませんが、1/11に発売された、aiboが各所で話題ですね。
本日も雑記感想ですので、お忙しい方はナナメかすっとばしでー♪(・∀・)
1946年にEniacが開発され、コンピュータ・デジタル技術は常に人のサポートを行い、様々な場面で活用されてきました。
以降わずか80年で、この電気回路は世界を席巻し、あらゆるものに組み込まれてきました。現代人はスマホを持ち、SNSが隆盛し、昨年の流行語大賞は「インスタ映え」にまで。
しかし、それを扱う人間はどうでしょう?巷にあふれる人気動画は動物に溢れ、インスタには風光明媚な景色や食べ物、珍しい身の回りが散乱し、この技術は今回aiboという擬似動物を生み出しました。このちょっとしたパラドックスに思いをはせた時、自分の中で出た結論は
人という存在そのものがアナログだから
というものでした。私達を取り巻く世界が、そして人がアナログだから。
人類はまだ、架空世界であるマトリックスの様な逆支配を受けてはいませんが、デジタル技術やICTは、人が手に入れた未成熟な別次元なのかもしれません。
今はARに代表されるバーチャルリアリティ(発現は逆ですけどね)技術なんかも盛んですが、初期のコンピュータの様に、半軍事利用でなく、人をサポートする為に役立つものとして更に発展することを願ってやみません。
でも本物には触れて欲しい
と、自分では思います。
自身の原体験で自然物ではないのですが、その昔国立美術館でルネサンス絵画展?かなんかをやっててひょいと入った事があります。いずれも素晴らしい絵画山もりでしたが、特にその中でも、オラース・ヴェルネ作『死の天使』の前で釘付けになりました。
Émile Jean-Horace Vernet『Angel of the Death』
観てハッとなり、そのまま見つめ、目が離せませんでした。
分かりやすい表現で言うと「芸能人の持つオーラ」のような感じで、その前に立つと単なる絵画ではなく何かを感じるのです。感動と言っていいものだったと思います。
描かれているものも現実の物ではないのに、飽く事なく眺め続けていました。
帰る前にお土産コーナーでもちろんこの絵葉書を買ったのですが、印刷されたソレからは、見た目は同じものであったにも関わらず感じるものはありませんでした。(絵画になぜ大枚をはたく人がいるんだろう?という自分常識は消え去り)これが「本物」という事なんだな。と、感じた原体験です。以降ファルメールやゴヤ、ドガなんかで同体験をした事は言うまでもありません。
もし自分が死ぬ前にもう一度チャンスがあれば、観て見たい…のですが、所蔵はロシアの大エルミタージュ美術館(ノд<。)゜。
デジタルは便利です。でも人はアナログに生きています。「百聞は一見に如かず」はインスタなどにより半分はデジタル実現されていますが、その時、その場、そのものに触れて、本当の感動を持つ機会も沢山持ちたいな。(´・ω・`)