小学校でプログラミング教育必修化なんて必要か?
こんにちは(´・ω・`)あをぎりです。はてなニュースをみていたらこんな記事があったのでちょっと感想などを。
2020年から小学校でプログラミング教育が必修になるんですね。上記のニュースは非常によくまとめられていてその内容についてはまったく文句はないのですが、必修化そのものに疑問が出ました。文部科学省は何を考えて決めたの?これ(´・ω・`)
疑問その1:なんのための教育?
Scratchでビジュアルプログラミング、マスターしたら、JavaScriptやPythonなどのスクリプトとありますが、IT業界で仕事するなら畑は多様です。今の趨勢でいくならWeb系・サバ管・スマホアプリ系、特殊なトコでは組み込みもまだまだ需要はありますが、今の学校教育でhtmlに始まりLAMPからJavaやCを教える暇などない事は分かります。ですがフレームワーク使ってJavaScriptでは畑せますぎて将来的に使い物になるとは思えません。
ご時勢でパソコンくらい使えるようになれよ。なら分からないでもありませんが、単なるパソコンを使ったオモチャの作成に堕する様な気がしてなりません。今の中高校生でもスマホは使えるが学校で習っていながらパソコンはさっぱり…という子は結構多く、ゆとり教育の時にも思いましたが文部科学省は何を考えて決めているんでしょうか?
疑問その2:役にたつの?これ
Scratchが実際に教育の現場で使われるかどうかは現在分かりませんが、カーネルからミドルウェアに始まりフレームワークも日進月歩で変わりつつあるのがIT業界です。
今のWeb屋さんに就職面接行って「言語はCOBOLとFORTRAN使えます(`・ω・´)キリッ」みたいな事にならなければいいのですが、こんな状況では将来「インスタなら何の機能でも使いこなせます(`・ω・´)キリッ」なんて子が本当に出てきそうです。
実際2020年になってみないと「社会人となるべく学ぶ必要のあるIT/PC利用情報」はわかりません。
ですが、それよりもWebに潜む闇やSNSにおける危険性、Web上での個人を含めた情報管理の必要性を教育するほうが将来よほど役に立つと個人的には思います。
疑問その3:子供たちの事は?
算数が苦手な子がいるように当然このプログラミング教育が苦手な子が出てくることと思います。正直「やる子はのめり込む様にやるだろうしやらない子はまったく興味を持たない」科目になるでしょう。
得手不得手は普通の科目でもありますが、一般の国語や算数とは違い、日常生活にはなじみの薄い英語やプログラミングアルゴリズムが絡む分、更に顕著になることが予想されます。また教育が十分でない場合、中途半端にScriptを使えてしまう事は逆に将来に渡って危険をはらむ可能性があると思えます。
上記でも書きましたが、スマホはバリバリ使えるけどパソコンはさっぱり。という子を増やす要素にしかなりそうにない教育じゃないかと思います。ゆとり教育の時代に、どっぷり年代だった甥っ子ちゃんの、算数(宿題やりかた)教えてーで「見積もり算」や「円のπ記述答え」を見た衝撃を思い出しました。
PCは今後否応なく「使える」事は必要になってくるものなのでしょうが、もうちょっと考えろよ文科省。それが正直な感想です。(´・ω・`)
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